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もうすぐ産まれる [雑記帳]

去年の10月から妻ばかりを撮ってきた。
それ以前はほとんど人物を撮るなんてことはしなかった。
妻を撮ったことはあったけど、それほど本気でなかった。
結局、人を撮ることを避けて、郊外に写真を撮りに行った。

去年の10月に写真展をやった。
それまで学んできたことを全部注ぎ込んだ。
そしてわかった。これは自分が撮りたいとおもったものではなく、あくまで写真の訓練のために撮り続けていたものだと。

自分の撮影のスキルも、プリントのスキルも、十分に上がってきたことを実感した。
訓練は終わった。
はて、僕は何を撮りたいんだろう。
迷いを感じた。

でも、もう撮るべきものはすぐそこにあった。
7月には妊娠がわかっていて、写真展が終わった頃にはもう3ヶ月か4ヶ月目になっていた。
妻のつわりも少し落ち着いていた。

僕が撮らなくてはいけないものは、変わっていく僕と妻なのかなと思った。
写真展が終わってから、妻を撮り続けた。
そして、半年。これで前半が終わる。
たくさん撮ったつもりだけれど、全然大した枚数になっていない。
クオリティの低いコマもたくさんある。
だって、人物撮影は得意でないもの。
でも、撮り続けるしかなかった。
「父、母になろうとしている僕ら」はもう二度と存在しないのだから。

そして、もうすぐ産まれてくる。
次の半年は後半戦。
これからは一人増えて、混乱していく自分たちと向き合うことになるのだろう。
それは、大変な道のりだけれども、幸せを感じることができることなのかもしれない。
いや、逆に辛いだけなのかもしれない。

でも、それが僕の生きる日々であり、僕と妻がそれぞれ父と母になっていく姿なのだから。

 


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スナップショットの話 [ひとこと]

スナップショット。
街中でカメラをさっと取り出して、人の一瞬の動きを写真に捉えるやつ。

必ずしも動きがあるものばかりではないけど、おもに人物を一方的に捉える写真だ。

決まったスナップショットは本当にかっこいい。でも、なかなか難しい。

僕の場合、どうしてもビビってしまってなかなかカメラを向けることがてきない。或いは近づくことができず、人物がとってもちいさくなってしまったり。

遠くから捉えようと、焦点距離が長いレンズを使ってしまってはなんの面白みもない写真になる。

境界を踏み越えたところで撮る写真にこそ、緊張感が宿り、力強い作品が出来上がる。

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デジタルモノクローム写真の違和感 [PHOTO]

最近、どうにもデジタルカメラで撮影した写真に違和感を覚える。
特にモノクローム。

今日は新宿にあるエプソンの写真を見に行ったが、期待していたものの実際見たらがっかり。
ぜんぜん面白くなかった。そして、改めて違和感を感じたのがプリント。 なんだかキリッとしていない。 

ギャラリーにある解説を見ると、撮影機材はPENTAXの645Dであるようだ。4000万画素でフルサイズより大きなセンサーで撮影されている。いまあるデジタルカメラの中でも、解像度、画質はかなりいい方になるのだろう。でも、違和感が拭えない。

昨年はいままでの写真人生のなかでは、写真展に足を運んだ回数が多かった。綺麗だと思うプリントは聞いてみると、プロラボに出してバライタで焼いてもらったそうな(これらは銀塩モノクロ)。

友人のデジカメ撮影、インクジェットプリントのモノクロを見てもなんか違和感が拭えなかった。
日本写真学院のデジタルルームで個展に向けてプリントしてたリタイヤした方の写真も全然よくなかった(内容も全然おもしろくなかったが・・・)。

違和感を感じるポイントはおそらく、ハイライト、コントラスト、解像感。
ハイライトがいまいち抜けてなかったり、逆に飛んでいてキツイ白(=紙の白)が出ているケース。これはまだプリントの初期段階(個展に向けてプリントしていた方のは、キツイ白だった)。

コントラストは、概ね眠いケースがほとんど。黒の締りがなかったり、ヌケが悪いプリントになっている。

そして、解像感が妙にあるプリント。このケースはなんだか撮り方と解像感がアンバランスに感じる。スナップ的に撮影しているのに、すごい細かいところまで解像している。35mmフィルムでスナップしてるのに、中判レベルの写真が出てきちゃっている感。なんかキモい。

なぜそうなるのかはわからないが、なんかスッキリしない。
ネットにアップされているモノクロ写真も同じような印象を感じるものが多い。

もっとパンチの効いた美しいモノクロプリントが見たい。自分もそういうプリントを作らないといけない。
頑張れ、俺。


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今年はカラーフィルム [ひとこと]

今年はカラーネガで撮影しています。
昨年初めてカラーネガでプリントを作って、フィルムの色の美しさを実感。
デジタルとは違う写り。

デジタルは妙に派手な色になる。
フィルムの色は自然。
しかも、柔らかくしたり、かっちりと派手にしたりといかようにもコントロールできる。
ラチチュード広さとハイライトの粘りが、デジタルとは違う画質を作るのだろうか?

今取り組んでいるテーマはフィルムでとりきるつもり。
カメラは主にライカR8(2台)。サブにGR1v。

並行して、モノクロの作品をとろうと思っているのだけれど、まだテーマがカチッと来ない。
基本はスナップのつもりなんだけど。カメラはライカM7の予定。加えて、AFコンパクトが使いたいんだけど、コンタックスT2を借りられそう。

今年はフィルム代で死にそうな予感である。

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あけましておめでとうございます [ひとこと]

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

なんだかんだ昨年はブログをほとんど更新できずに終わってしまいました。

後半は仕事が忙しく、そこに加えて写真展の準備と、ブログ記事作成に力を入れられる状況ではなく。

ブログにはぜんぜん書いてないけれど、昨年は写真的には大きなターニングポイントになりました。通っていた写真教室を一旦中断し、別のところに通い、グループ展を開きました。

教えるところが変われば、こうも世界が変わるのかというのは、衝撃であり、自分のこれからの写真をどうすれば良いか見事にゆさぶられてしまいました。

しかし、グループ展をやったことで、「世に自分の作品を出す」という考えをもちながら写真を撮ることに取り組めるようになりました。言われるがままに写真を撮っていたステージから、自らの意志で写真を撮るステージに上がれたのかなと思います。

今は、2つのテーマ(モチーフか?)の写真をとっています。一つは命や変化をテーマに、他方は時代と変化をテーマにしたとでも言いましょうか。まあ、僕の場合は「何を表現するか」よりも、「何を撮って、どう組んで見せるか」というアプローチになってしまうんですが。

それぞれの作品に合わせて、カメラも使い分けています。前者は35mmカラー。後者は6x7カラー。

さらに、もう人テーマ(やっぱりモチーフ?)を考えています。撮影する時間が足りるかわかりませんが、チャレンジは大事かなと。

いまは、カラーフィルムで撮るのがメインです。フィルムの粒子が、作品に質感を与えてくれる気がするのです。そして、デジタルよりも綺麗な色が出るのです。

フィルムもいつまで使えるかわかりません。でも、だからこそ遅れて写真の世界に踏み込んだ僕は、フィルムが使えるうちにフィルムを使おうと思います。

今年は個展をやりたい!とにかく、世に出して、写真家として認知してもらえるようにチャレンジしていきたい!頑張ります!


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ブログの名前に旧をつけました。
このブログが最初のブログではなかった・・・
このブログが最初のブログ
物欲に無駄に悩まされた
ハッピーフォトアンバサダーに認定されました
10月は落ちる月なのかな?
ハッピーフォトアンバサダー養成講座 第二回に行って来た。
ハッピーフォトアンバサダーになる予定
じつはあまり出撃できていない・・・
しばらく会社を休んでる

倉重智哉
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