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フィルムをスキャンしよう その2 [デジタルプリント]

さてさて今回はスキャン設定について。
今使っているのはvuescanというソフトウェア。海外のシェアウェアだが、スキャナドライバとしては結構有名な模様。シェアウェアというより、普通の商用ソフトウェアと言ってしまってよいかもしれない。

すでに日本語化はされているのだが、どこをどうすればよいのかなんてのはよくわからない。解説してくれている個人のHPやブログを読みつつ理解を進め、あとは試行錯誤である。

vuescanはスキャン、レタッチ、保存の3機能が一つにまとまったソフトウェアだと思えばよい。
#そもそもスキャナドライバってそういうもんだけど。

普通にスキャンして、jpeg保存した時には、すでにvuescanによって多少なりともレタッチされた画像が保存される。

スキャナが取り込んだ"素"の画像というのが、RAW形式というものになる。この形式で保存するには、pro版のライセンスを買う必要がある。

では、スキャン時の設定から。今回はモノクロフィルム(35mm)で。カラーはまだまだ道半ばすぎる…。
#モノクロもマスターしたわけではない。

まず、カラーbit数は48bitでスキャン。モノクロだから、グレースケールの16bitでいいじゃん!と、思うのけど、実際やってみるといまいち感があったので、大元のデータはガバッと取り込んで、ファイルに保存する時に、用途に応じて削るということにした。

スキャン原稿の設定は白黒のネガ。この設定によって、48bitカラーで取り込まれたデータが、白黒に変換される。変換前は明らかにフィルムのベース面の色の影響を受けてますが、変換後はすっきりグレースケール画像になる。
#変換とは言っても、明示的に変換処理が行われるのではなく、スキャン実行中はカラーの画像が表示されているのですが、スキャン処理が終わると、グレースケールの表示になる。

解像度は、3600dpi。このスキャナは7200dpiまで行けるんだけど、流石にそこまでにするとデカすぎて、扱いが大変なので。

そして大事なのが、「パスの数」と「多重露光」。パスは、スキャンを繰り返し行います。どうも、ノイズに有効な機能の様子。特に、暗部のノイズに有効だとか…。なんとなく、効いてるかなーとは思うけど、劇的な効果ではない感じ。1〜16まで選択できる。シャドーが多い画像の場合は、パスを増やします。僕は普通は4回前後にしている。

多重露光は、画像のダイナミックレンジを広げる機能だそう。スキャナのCCDはネガフィルムのラチチュードをカバーしきれない。そのため、スキャン時の露出を変えることで、オーバー、アンダー部分を拾う。

多重露光は常にオン。多重露光をオンにすると1回多くスキャンが実行される。結果、パスの数プラス1回のスキャンが実行される。

この2つの機能は、同じ画像をなん往復もしてスキャンするので、振動があると画像がぶれてしまう。安定した場所に置き、スキャン中は揺らさないように気をつける必要あり。ぼくは、スキャンを開始したら、暫く離れちゃう(^_^)

スキャンの基本設定はこんなとこ。次回は、スキャンの残りの部分をちょっとだけ書こうかと。

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